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2008年3月16日 (日)

驚いた 李香蘭と小野寺信を結ぶ線

ひとしきり、小野寺信(マコト)に関して書いてきましたが、彼の奥さんの書いた「バルト海のほとりにて」の中に、2回「大鷹」という名字が゙出てきました。 一つ目はバルト海沿岸の小国ラトビアがソ連の侵略を受けて併合され、日本公使館が閉鎖され、大鷹正次郎公使らが帰国する話。もう一つは、次女節子さんの旦那さんが大鷹正さんという外務省勤務の方(のち外交官)だとわかる部分です。


李香蘭(山口淑子)さんの2番目の旦那さんも大鷹弘さんという外交官ですが、その時は「まさか」と思って気にも留めていませんでした。


でも確かに「まさか」なんですが、大鷹という名字はあまり一般的ではないし、二人とも外交関係だしひょっとしてと思って・・・・・。

検索してみると某辞書サイトの山口淑子の欄に、「義弟:大鷹正」の記述を見つけました。で、まことに勝手ながら、下のように線を繋げてみました。下の図をクリックすると大きくなります。(単なる同姓同名であったらお詫びして削除致します)

いやはや、まさか李香蘭と小野寺信がこうつながるとは思ってもみなかった。

2_3


そして、さらなる偶然を発見!国会議事録の中なのですが、さすが国会で、発言にはすべて番号がふられ発言ごとに管理しているのですね。大鷹正さんは昭和51年10月26日の第078回国会 外務委員会5号というのに出席されています。ベトナム戦争が終わり南ベトナムが消滅し、北ベトナムと統一されたが、日本から南ベトナムへの債権は継承されるのか?債権放棄とするのか?という議員の質問に答える役を勤めていました。下のリンクを「大鷹」でページ検索してみてください。面白いことがわかります。http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/078/1110/07810261110005c.html

議事録の上の方に出席委員名が載っていますが、そこに李香蘭の昭和51年当時の本名「大鷹淑子」の名前があるではないですか!大鷹淑子さんは昭和49年に田中角栄首相の推薦を受けて参議院議員に当選しており、外務委員会に所属していて、この日たまたま、大鷹正さんと同じ委員会に出席したということのようです。


上の家系図を見ると、そもそもの始まりである小野寺信と大鷹正次郎は、同じバルト三国のラトビアという小国に、しかもかなり近い時期に赴任している。もうこのあたりから運命的なものがあったのかもしれませんね。

昨年の冬、私が上海に旅行に行っていなければ見なかったかもしれない、上戸彩主演ドラマ「李香蘭」。そしてやはり上海を舞台にした映画「Lust Caution」をきっかけに、鄭蘋如(テンピンルー)を調べようとしなければ私の目に留まることは一生無かったであろう小野寺信。李香蘭と小野寺信が今、私の中で結びきました。





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コメント

影佐機関長影佐禎昭の孫、谷垣貞一氏は自民党総裁となりました。では小野寺信の孫は?大鷹正人氏、1986年に外務省に入省、2009年5月時点で46才、在タイ王国日本大使館勤務の経済担当公使、若手ホープのようです。
そのうち国会で顔を合わせないとも限りませんね。

投稿: bikoran | 2009年10月17日 (土) 08時41分

私のブログにコメントがあり、その方から大鷹兄弟のことを知りました。一枚の写真からいろいろなことを知り驚きました。

投稿: 相子 | 2009年6月 4日 (木) 12時35分

相子様

コメントありがとうございます。相子さまのブログを拝見させていただきました。
http://aikoqipao.blog47.fc2.com/blog-entry-759.html

1930年代の青島と日本人の生活が見えてくる素晴らしいブログでした。そして大鷹総領事の奥様の送別会の集合写真を開き、真ん中にすわっていらっしゃる女性を見て一瞬、鳥肌がたちました。なんという気品でしょうか。この方が大鷹正次郎青島総領事の奥様なのですね。

大鷹氏ご夫妻はこの青島での送別会の後、ラトビアに赴任されたということですね。ありがというございました。

投稿: bikoran | 2009年6月 1日 (月) 23時13分

本日、昭和14年に中国青島の総領事をされていた大鷹氏の夫人の送別会の写真を私のブログに掲載しましたが、若しやと思い再検索してみました。やはりそうだと分かりました。有難うございます。

投稿: 相子 | 2009年6月 1日 (月) 19時49分

おやおや、大鷹正さんと小野寺節子さんの間の息子さんも外交官ですか。狭い世界かも・・・・?

投稿: bikoran | 2008年7月23日 (水) 19時38分

大鷹正氏のご子息も外交官だそうですよ。
現在、日本勤務で課長職とか。

投稿: | 2008年7月23日 (水) 17時50分

コメントありがとうございます。小野寺信氏のご子息に関してはほとんど情報がございませんでしたが、やはり外交官に成られている方がいらっしゃるのですね。オーストリアということはヨーロッパですからきっと父の人脈が活かされたことでしょうね。

投稿: bikoran | 2008年7月21日 (月) 15時13分

はじめまして

大鷹節子さんの記事を検索していましたら
こちらにたどり着きました。

大鷹家と小野寺家の縁は、お父上が同時期北欧に
赴任されていただけではなく、
節子さんとご兄弟の方(小野寺信氏のご長男?)が
外交官ということもあります。(たしかオーストリア
大使で退官) 

また節子さんの母上の百合子さんは、ムーミンの
原作者トーベ・ヤンソンの翻訳やスウェーデン研究
でも知られた方です。

投稿: nanasi | 2008年7月21日 (月) 04時34分

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