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2010年9月 8日 (水)

上海より 4

二日目。この日はイギリス租界からフランス租界を巡る。

P9060122

上の写真は南京西路。
下はSHANGHAI RESTORATION PRODUCTのジャケットの写真で使われていたアングル。

The_shanghai_restoration_project
SHANGHAI RESTORATION PROJECTの曲からピックアップして、ピンルーをテーマにして音楽ミックスを作ってあります
→クリック ANTHEMN FOR PINGRU

→クリック PARTY FOR PINGRU

P9060124
静安寺路の丁黙邨暗殺未遂事件の現場。丁黙邨とピンルーを乗せた車は、写真の右手から来て、こちら側に車を止め、向こう側のシベリア毛皮店に向かった。射撃手は、こちら側の歩道に潜んでいて車に向かって射撃した。

シベリア毛皮店のあった場所には現在は別のテナントが入っている。道路の反対側も大規模な再開発が行われていて、面影は全く失われている。とても明るい雰囲気のプラタナス並木のおしゃれな通りである。

P9060129

こちらはダンスホールのパラマウント。現在もダンスホールとして稼働しているが、いわゆるクラブカルチャーのダンスではなく、社交ダンスの方だ。台湾出身の映画人で、松崎啓次とピンルーと共通の友人関係にあった劉吶鴎(りゅうとつおう)が、ピンルーのわかれ話に遭遇してしまった場所だ。

ピンルーが中国人のボーイフレンドの友人から、「最近なぜ彼に手紙の返事をよこさないのだ。日本人とつきあい始めたといううわさは本当か?」などと問いつめられている場に劉吶鴎が居合わせてしまうのだ。それを松崎啓次が聞き、「上海人文記」に書きとめた。

以下が劉吶鴎が松崎に言った言葉の一節。

「ピンルー、すこし変だろう。こないだ、僕たちは大勢でパラマウントへ踊りに行ったんだ。ピンルーも一緒にだよ。階段を昇ろうとすると、ある男がピンルーを呼び止めるんだ。振り返ったピンルーの顔といったら、その前の瞬間まで陽気だったあの人とはまるっきり違うんだ。蒼白だ。そして僕の腕を取って「ここにいてちょうだい。どこにも行かないで」と言うんだ。仕方なく僕だけ残った。そして二人の会話を聞くはめになったのさ…」

P9060131 玄関ホールには往年の映画女優らの顔写真が飾ってあった。

P9060133 テンピンルーらは右側の階段を上がっていったのだろう。

続く

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