川島芳子は生きていた? 李香蘭が語る
実にタイミング良く11月18日18時、時事通信社が下記、情報配信したのでそのまま引用する。写真は、上戸彩演じる若き日の李香蘭と、菊川怜演じる川島芳子(DVD「李香蘭」角川映画より)。
以下引用
旧日本軍のスパイで、1948年に北京で処刑されたはずの「東洋のマタ・ハリ」川島芳子が処刑を逃れ、中国東北地方の吉林省長春市で78年まで生きていたという証言について、旧満州で歌手兼女優の李香蘭として活躍し、芳子と親交があった元参院議員山口淑子さん(88)は18日、
「信じられない気持ちがある一方で、あり得ない話ではない」
と当惑しながらも、
と語った。
「妹のようにかわいがってくれた」。
山口さんが芳子と初めて会ったのは16歳の時、天津の中華料理店「東興楼」でだった。芳子は
「君も 『よしこ』か。ぼくも小さいときに『よこちゃん』と呼ばれたから、君のことを『よこちゃん』と呼ぶよ」
と最初から打ち解けた。山口さんは13歳年上で、り
りしい男装姿の芳子を「お兄ちゃん」と呼んだ。
「方おばさん」として処刑から30年生き延びたとされる芳子が形見として残したものの中に、李香蘭が映画「蘇州の夜」の主題歌を歌っ たレコードがあった話を知ると、
「そう言えば、お兄ちゃんと最後に博多で会ったときに、李香蘭のレコードを擦り切れるまで聞いているよ、と言ってくれたの
を思い出した」。
「生存情報とともにレコードが残されていたということも縁を感じる」
と感慨深げだった。
清朝の王女ながら日本人の養女となり、日本籍を取得していなかったため、中国人として死刑判決を受けた芳子。中国で生まれ育ち、中国名で活躍した山口さんも終戦後、中国で「売国奴」として裁判にかけられたが、国籍が日本だったため帰国を果たした。
「国籍という紙切れで、私とお兄ちゃんは運命が変わった」
と山口さん。
「78年まで生きていたのなら会いたかった。でも、隠れて暮らしていたんでしょうから、会えなかったでしょうね。切ない思いもする」
と声を詰まらせた。
以上、引用終わり
(上戸彩主演、DVD「李香蘭」(発売元:角川映画)はamazon.comなどで購入できます)
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