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2011年3月の1件の記事

2011年3月31日 (木)

文明の転換点

このブログのテーマとはずれるが、いてもたってもいられず書かせていただく。今、文明の転換点に来ているのかもしれないと思う。

この二三百年間、地球を支配し続けている西洋文明。それは地球が46億年かけて作った、利用しやすい形の炭素、つまり石油や石炭、そしてガスなど、を燃焼させて築きあげられている。


そのエネルギーの出し方からちょっとずれて、1930年代に悪魔のエネルギー、原子力が生み出された。

エネルギー = 重さの差 × 光の速さの二乗

アインシュタインが発見した。短い、単純な式だ。


原子を核分裂させて、すこーしだけ軽くすると光の速さの二乗という想像できない大きさの係数を掛け算したエネルギーが生み出される。

ウランを核分裂させて、すこーしだけ軽くする。微妙に軽くすることで、人類を破滅に追いやるエネルギーが出る。


アインシュタインは、ルーズベルト大統領に進言した。原爆を作るべきと・・・。彼の代わりに言い訳すると、ナチスドイツが原爆を開発する前にアメリカが開発してユダヤ人を救いたかったのだ。それは日本に二発落ちたのだが。


戦後、物理学者達は、原爆に飽き足らず、人間の手で太陽を作ろうとした。



ウランの原子核を10万分の1秒で爆発させれば「原爆」と呼ばれる。


同じウランを8時間かけて爆発させれば「原子力発電所」と呼ばれる。

原子力発電所はゆっくりした原爆なのだ。


神のみに許された行為、核の分裂、核の融合、恒星の創造。それを人間も出来ると勘違いした。人間に許されたのは、酸化還元反応だけなのに。木を燃やすまで、炭素を燃やすまでが許されているのだ。

燃やすと二酸化炭素が増えるって?温暖化しますか。

それなら木を植えればいい。還元するのだ。酸化したら還元するのだ。海だって二酸化炭素を吸収する。燃え過ぎたら水をかける。水をかけて消す。


だいたい、原発から奔出する大量の無駄な熱はどうなるのだ。電力として使わなかった熱はどうなるのだ。7割は熱として海に捨てるというじゃないか。隙間から抜け出た核分裂生成物と一緒に。


日本に54もの人工太陽がすでにあり、世界で430以上の人工太陽がある。


これからベトナムにもできる。東芝が国と一緒にがんばって受注した。ロシア、中国にも大量にできる。フランスにも、アフリカにもいっぱいできる。


ボコボコできるだろう。

人工太陽が地球に大量発生する。


人工太陽の操作は難しい。ミスをしないでほしい。一切のミスをしないでほしい。神と全く同じ精度を持って操作してほしい。神にのみ許された太陽を作ったのだから当たり前だ。


地球上に存在しなかった元素が大量発生している。元素記号表の右下の方に並んでいる。聞いたこともないような元素。なにをするかわからない元素。地球が知らない元素。人間の免疫力ではなにもできない。もとに戻らない。還元できない。一方通行。


存在しなかった元素を扱うために、日本では20ほどの法人が作られた。霞ヶ関という「天」から「下」りてきた人達が、産官学で作った機関が20もある。なぜかレンホウさんと枝野さんの仕分けパフォーマンスからもすり抜けた。

原子力委員会(JAEC)(内閣府)
原子力安全委員会(NSC)(内閣府)
原子力安全 保安院(NISA)(経済産業省)
科学技術・学術政策局原子力安全課 (文部科学省)
原子力発電環境整備機構(NUMO)
(社)日本原子力産業協会(JAIF)
(社)日本原子力学会(AESJ)
(財)原子力安全技術センター(NUSTEC)
(独)原子力安全基盤機構(JNES)
(社)日本原子力技術協会(JANTI)
(財)原子力安全研究協会(NSRA)
(独)日本原子力研究開発機構(JAEA)
(財)原子力研究バックエンド推進センター(RANDEC)
(財)日本原子力文化振興財団(JAERO)
(財)原子力発電技術機構(NUPEC)
(社)火力原子力発電技術協会(TENPES)
(財)原子力国際協力センター(JICC)
(社)原子燃料政策研究会(CNFC)
(財)原子力環境整備促進・資金管理センター(RWMC)
(財)核物質管理センター (NMCC)


20くらい必要なんだろうなぁー。何をするかわからない元素だからなぁー。中には放射線治療や半導体微細加工などの医療、工業分野に役立っている法人もあるように聞く。上にあげた法人に、天から来た方々にはがんばって未知の元素をコントロールしてほしい。この20の特殊機関に属する人たちには今こそがんばってほしい。「天」から「下」りてきた人達ならできるはずだ。


原発が廃止されたとする。でも原発から出てきた排ガス、つまり使用済み核燃料、は数十年間〜数百年間はコントロール下に置かないといけない。ずいぶんと数字があいまいだけど。その後は数万年間、地中奥深くに、目に入らないところに埋めてしまう。


今、原発を廃止したとする。そうしたら、未来の人達は、現代人が使った原発の「生ゴミ」たる使用済み核燃料と、核分裂生成物を管理し続ける。してくれるはず。


奇特な人達だなぁ、未来の人たちって。偉い!今の子供達、子供達の子供達、そのまた子供達。子子孫孫。数十年、数百年間。彼らは偉い!!過去の人達の贅沢の残滓を、放射線を浴びながら管理してくれるんだから。頭が下がる思いだ。申し訳ない!


でも、教科書に書かれるだろうなぁ。歴史の教科書に。


「昭和時代と、それに続く平成時代の日本では、「原子力発電所」という所で電気を作っていた。80年間程度、それらの施設を利用したが、予期せぬ放射線や未知の元素を扱いきれず、ついには廃止してしまった。

青森県六カ所村と呼ばれていた土地に、巨大な古墳がある。長い間、そこは皇室関係の墓で、立ち寄ってはいけない場所とされてきた。

天皇制が敷かれていた当時、宮内庁という役所が管理していたようだ。先般、発掘が許可され、考古学者が表面の土を50メートルほど掘っていくと、厚いコンクリートにぶつかった。

その下には数え切れない特殊ドラム缶が、何層にも何層にも、地下1千メートルにまで積み重なっているのを発見した。そこは決して近寄ってはいけない、禁忌の場所とされてきたが、天皇家に関する考古学上の発見はなんらなされていない。地中は数百度の熱をもっており・・・」


さて我々日本人も、西洋文明に乗っかっている。明治期以降、西洋人ぶっている。


西洋を表すもののひとつが、フランス式庭園だ。まず、森を切り開く。動物を追い払う。沼を埋め、丘を削る。でこぼこをならし、平らにする。

ど真ん中にまっすぐに伸びる運河を引き、小舟を浮かべ、噴水から水を吹き出す。


運河をとりまき、庭を造る。定規で引いたまっすぐな庭だ。芝生を植え、植木を整然と配置する。


そうやって自然を征服した感を出すのだ。それが皇帝の力を表すのだ。


人間は自然より強いのだ・・・。人間は自然をコントロールできる・・・。制御できる・・・。


その人間の頂点に立つのが皇帝だ。全能の存在・・・


日本の庭はどうだろう。

まっすぐな直線がない。

ぐにょぐにょしている。

整然としているのか整然としていないのだか、私のような凡人にはさっぱりわからない。

考えているのか?庭師はいったいなにを考えているのか。

論理があるのか?ないのか?

あるようでない、ないようである。

もやもやしている。



でも、一つだけ言える。


日本庭園には、「自然を征服した感」はまったくない。


人間は自然には勝てないのだ。日本人は皆、そんなことはわかってる。地震、雷、火事、親父には勝てないのだ。人間は、自然に従い、上手におつきあいしながら、生かさせてもらうしかないのだ。


津波には家を持って行かれるのだ。家を建てればそれは火事で燃えるのだ。屋根は台風で吹っ飛ぶのだ。


人間は逃げる。家を置いて逃げる。あたりまえだ。


逃げて恐れおののく。


やがて天地は静かになる。


そうして、また作るのだ。


作ればいいのだ。ただそれだけ。


すぐに、吹っ飛んだり、つぶれたり、燃えてしまう。


だから、石造りの豪勢な家なんか建てない。


そんな家なんか、すぐ地震でただの石ころの山に早変わり。人間は押しつぶされる。


だから、家は木と紙で作る。

木と紙の家を造る。


自然にぐちゃぐちゃにされたら、逃げて、また作る。


そんな文明がやがて最先端になるだろう。


日本人がその最先端を作る。


日本文明によって地球は続いていく。


最近すごく、疲れているので、書き殴らさせてもらった。


自信を失うと強く出る。

そんな感じだ。

以上。

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